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自宅の自然環境による脳疲労回復

■自宅に自然を取り入れてみた。そのキッカケ

好奇心、向上心を持つことは重要だが、現代社会においては生産性向上を命題として、耐えず知的欲求を過度に刺激され続ける。

また、自己実現の要求レベルを高く持ってしまうと、自分の関与しているプロジェクトの社会へのインパクトを大きくさせがちで、結果として自分個人の努力だけではコントロールできず、プロジェクトの進捗度合いに常に悩まされる状態に陥りやすい。

人間関係も含めて社外にいてもネガティブなことばかり考えてしまい、脳を休ませることがどんどん難しくなっていく。

そこで対策として、特別どこか旅行に行ったり、羽根をのばすことなく心のバランスを保てるよう、脳疲労回復を目的として自宅に自然を取り入れてみた。

 

■そもそも脳疲労のメカニズムとは

疲労とは脳の機能不全のことを指し、このメカニズムを知るためには、以下の下線で示す3つの要素を抑えておく必要がある。

 

脳には2つの司令塔(1.大脳新皮質2.大脳辺縁系)が存在。

大脳新皮質は、思考や学習などの精神活動を、大脳辺縁系は食欲や性欲などの本能や情動を担っており、両者の影響を強く受けるのが自律神経中枢や食欲中枢を司る3.間脳

 

機能不全の順序としては、まず大脳辺縁系が機能不全を起こし、それが大脳新皮質にも影響し、最後に自律神経をつかさどる間脳にも影響を及ぼす。

(以下、BOOCS https://boocs.jp/ より引用)

この脳の状況を分かりやすく「脳内ファミリー」に置き換えて説明すると、大脳新皮質は父親大脳辺縁系は母親と仮定した際、その両親の指示を受けているのが自律神経をつかさどる間脳の子供
これを、我々はカラダという自転車に3人乗りして自転車(体)を上手に乗りこなして進んでいると表現して説明してみる。

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「もう休みたい」という母に対し、父が「もっとこげ!」と命令を出すと母は疲れ果てて動かなくなる。「●●してはならない」という「圧力」の横行、いわば一方的な関係。

そうなると自律神経をつかさどる間脳である子は、父と母の仲が悪いとどうしていいのか分からなくなる。子である自律神経、食欲中枢を司る間脳が機能しなくなると味覚や嗅覚などの五感に異常をきたし、味が分からなくなる、たくさん食べたくなる、眠れなくなる、感情が不安定になる・・などの心とカラダに不調を起こし、やがて肥満の原因となる過食や運動不足、うつなどの精神疾患などのさまざまな病気につながっていく。

 

自分はプロジェクトの納期になりストレスがかかると、自律神経が乱れて過食方向に走るため、脳疲労を回復させるために、自然を自宅に取り入れる必要がある。

 

■自然と脳疲労の関係について

自然には日常を忘れるという「逃避」の要素と目を奪われる「魅了」の要素があるため、ストレス軽減と疲労回復が速くなると考えられる。

人々が週末を返上して、森林浴やキャンプ、登山などのアウトドアに行くのも一種の気分転換(心のバランス調整)といえる。

 

自宅に自然環境を取り入れることでネガティブな思考を中断し、瞑想を行いやすい環境に近づけられる。

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自然といえばざっくり広いが、単に自宅に緑を取り入れるだけでなく、アクアリウムを導入することによる癒し効果(アクアリウムセラピー)についても触れる。

 

アクアリウムセラピーとその効果

視覚を使って能動的に魚や水槽レイアウトなどを鑑賞して楽しむアクアリウムは、マッサージやアロマなどの受動的な癒しとは異なる。

アニマル(魚)セラピーの一種でもあるため、ヒーリング効果が高く、飲食店や病院、オフィスなどでの導入もよく見かける。

また、水の色(青色)は心を落ち着かせる効果もあり、冷静さをもたらして心身の興奮を収めるので、精神的にも安定した状態を生み出しやすくなる。

とりわけアクアリウムは流水音による癒し効果もあり、これは1/fゆらぎの一つと言われている。

 

■1/fゆらぎとその効果について

風で木々がそよぐ音、波の音など自然の中で耳にする音は、一定ではなく時間的にリズム(周期)が変化する。この計算されていない不定的なリズムを『1/f ゆらぎ』と呼ぶらしい。

 

工学系の人間からするとわざわざ1/f(周波数の逆数)と表現せず、T(周期)ゆらぎと表現したほうがシンプルだが、あえて1/fと表現している理由がどう調べても見当たらない。

(1/fとは具体的にどのような信号状態を指すのか理解せずに、なんとなく雰囲気で使っている人が多い印象・・・

個人的には直観的なT(周期)ではなく、一般になじみの薄いf(周波数)の逆数で表現することで、信号状態をイメージさせにくいようにさせ、学術的な雰囲気を漂わせようとしているのでは、と邪推してしまう・・・)

 

「1/fゆらぎ」の研究第一人者は日本の物理学者で東京工業大学名誉教授の武者利光氏(1933年~)。

www.athome-academy.jp

ヒトの心臓の心拍間隔も、もちろん不規則なリズムを刻むため、「1/fゆらぎ」であり、胎児の頃から聞いているため、人はこのリズム音を聞くと安心するという説もある。

 聴覚に関する検証結果は個人差、主観の入る余地が大きいため、あまり信用できないが、上述の効果を数値として表すデータは以下。

自然音を含む音源を聴く前後の脳波を測った検証結果となる。

https://woman.excite.co.jp/article/lifestyle/rid_E1528953909218/

 

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■自宅(リビング)への自然導入状況

リビングは現状以下のような感じ

(モノはなるべく置かないようにしているつもり)

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観葉植物はいろいろな種類を置きたかったため、比較的小サイズのものを置いている。

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 水槽と飼育している魚は以下の通り。

ヤマトヌマエビ×2

ミニブッシープレコ×1

カージナルテトラ×3

プラチナエンゼルフィッシュ×1

トランスルーセントグラスキャット×3

コバルトドワーフグラミー×1

オレンジドワーフグラミー×1

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